なぜ暗号アルゴリズムと鍵をわけるのか

なぜ暗号アルゴリズムと鍵をわけるのか???


●シーザー暗号
暗号:平文の各文字を『指定した文字数』ずらす
鍵:ずらす文字数
●単一換時暗号
暗号:『換字表』に従ってアルファベットを変換する
鍵:換字表
エニグマ(通信鍵の暗号化)
暗号:エニグマの機械を使い『プラグボードの結線・3枚のローターの順序・個々のローターの取り付けの角度』に従ってアルファベットを交換する
鍵(日替わりの鍵):プラグボードの結線・3枚のローターの順序・個々のローターの取り付け角度
エニグマ(通信文の暗号化)
暗号:プラグボードの結線と3枚のローターの順序を固定したエニグマの機械を使い、『個々のローターの取り付け角度』に従ってアルファベットを交換する
鍵(通信鍵):個々のローターの取り付け角度

暗号アルゴリズムは何度も繰り返して使いたい。
しかし、同じ暗号を繰り返しつかっていると解読される可能性がだんだん高くなる。
だから、暗号アルゴリズムに「変更可能な部分」を用意しておき、通信ごとにそこを変えるのです。
それが「鍵」です。